
山木康世
(シンガーソングライター)
================
1950年、北海道札幌市生まれ。
1974年、フォークブループ「ふきのとう」にて「白い冬」でデビュー
1992年解散後ソロ活動開始して現在に至るが、すでにソロとしての音楽生活が上回っている。
趣味はギターとパソコンと読書と写真。
代表的なヒット曲は『白い冬』『南風の頃』『風来坊』『思い出通り雨』『雨ふり道玄坂』『初夏』『春雷』『やさしさとして想い出として』『思えば遠くへ来たもんだ』『嶺上開花』
など多数。(公式サイト『となりの電話』より)
コペルニクスとはふきのとう時代にコペちゃんがピアノ伴奏を担当して全国ツアーに参加していたのがご縁。その後時を経てMZMカントリーの録音にて再会、一緒に音楽活動をするに至った。男の友情が見え隠れする。
*ページ上)カバー写真:労音会館でのサウンドチェック 山木康世with yossy.r(←バンマス)&コペルニクス
photo by KANAN

CD「ウスバカゲロウ」
”フォークでクールな意欲作”
なんと不思議なタイトル。なんと妙なジャケット。これはココロして聞かねば..と思ったが。フォークの世界は奥が深いということか。実にクールなサウンドを展開しているではないか、山木のあったかさと相まってなんとも心地よい世界を醸し出している。絶妙な音色選びと山木の独特の低音ボイスがなかなかの空間配置というか、奥行きのある音楽感がたまらないね。詩の世界もさらに磨かれたというか、聞けば聞くほどその意味深さに驚かされる。聞いた人が皆、思いを共有しながら、その先もその人なりに様々なイメージできるんだよね。ぐっときますね。
本作品はコペルニクスがサウンド面をバックアップ。コペルニクスの吉田哲とは旧知の仲であるが、このような形でコラボするのは初だと聞く。ブランクがあったので手探しながらの共同作業だったと聞く。結果としてお互い未来に向けて音楽に取り組んでいる気分があふれた作品に仕上がった。誰もが耳にすれば、誰もが心をぶるっと震えるかと。そんなアルバム。いつ聞いてもうれし気分になれるね!
(レコ評:風友去)
|
|
|

|